釣り人に驚きと感動を…
ONAMAEの進化はテクノロジーとともに
Blog
釣り情報
未来をささえる子どもたちに。 D.Y.F.C - ダイワヤングフィッシングクラブ -
2023-10-21 21:53:55

D.Y.F.Cの歴史は、40余年。会員のお子さんにとって「その人生で最も感性豊かなときに、かけがえのない体験を」、そんな思いからダイワヤングフィッシングクラブは1976年に発足しました。この当時、コミック界では異色な釣りマンガが少年コミック誌で連載がはじまり、たちまち一大ブームが起きました。それまで大人の趣味であった釣りが、日本中の子どもたちに注目されることになりました。


その当時の会員の方々も、いまでは親世代。これまで多くの方々に支持され、40年以上活動を続けてきまました。


また、より安全に子どもたちに釣りを楽しんでもらうため、すべてのフィッシングスクールでフローティングベストを着用。子どもたちにとって必要とされるフローティングベストを年齢や体格に応じて着用できるD.Y.F.Cオリジナルフローティングベストをゼロベースから整え、それがアイコンとなっています。


未曽有のパンデミックが世界を襲った中で、アウトドアスポーツレジャーが急伸、世界的な動きとなりました。フィッシングにおける関心も深まり、釣り場と言えるフィールドは多くの人たちで賑わいをみせてもいます。その間でも子どもたちの安全を第一に考え、D.Y.F.Cフィッシングスクールは2020年春から休止せざるを得ない状況が続き、そして2022年秋、待ちに待ったD.Y.F.Cフィッシングスクールが再開され、約3年ぶりの開催となったスクールのひとつ、神奈川県のフィッシングエリア「フィッシングフィールド中津川」を訪ねてみました。


コロナ感染対策を徹底し、参加人数は約50名。このD.Y.F.Cのスクールに初めて参加したという子どもも多い。そこで、保護者の皆さんにD.Y.F.Cに子どもを入会させた理由やスクールの印象などをお聞きしました。


午前8時、スクールの開校式がスタート。初参加となる子どもたちが多かったこともあり、コーチの説明を聞いている表情は、少し緊張気味。しかしトラウトフィッシングスクールが始まってしばらくすると、その様子は一変。慣れない手つきで魚とやり取りしながらも、子どもたちは積極的に自分からトラウトフィッシングを楽しむようになっていました。ルアーを選び、ロッド(竿)を振り、バイト(アタリ)の感覚を確かめ、それでもフッキングできなければ、どうすれば釣れるかを考え、ルアー操作など工夫し、またキャスト(竿を振る)を続ける。約4時間のスクールが終わる頃には、子どもたちは自分が釣り上げた魚のことを興奮気味に大人に自慢げに話す、その表情には達成感なのだろうか、少し自信をのぞかせていた。そんな子どもたちの劇的な変化に、保護者の皆さんたちは驚きを隠せない様子でした。




昨年(2021年)、小学4年生だったお子さんをD.Y.F.Cに入会させ、スクール再開を心待ちにしていたという保護者の方のお話では、
「実はコロナ禍をきっかけに家族で釣りを始めたのですが、息子がすっかりハマってしまって...、今では父親と毎週のように一緒に釣りに出掛けています。家族で行くときは海釣りが多いですね。管理釣り場でのトラウト釣りは初めてだったので、息子は2週間前からずっと楽しみにしていました。息子が釣りをするようになって、ちょっと変わったなと思うことがあります。それは、“次のことを考えられる”ようになったこと。そして“自分で工夫する”ようになったこと。釣りって、竿で仕掛けを投げ入れて魚が釣れるのを待っている間、ボ~ッとしているだけだと思っていたのですが、それは間違いでした。息子は釣りが上達するにつれて、魚が釣れるまでの待っている時間に、次にどうするか考え、自分なりに工夫するようになっていたんです。そんな変化が感じられるようになってからは、釣りだけではなく、いろいろな側面にも同様の好影響が出ているように思います」




小学1年生のお子さんが初参加となった保護者の方にもお聞きしてみました。
「生きもの好きの息子のために、友人がD.Y.F.Cを紹介してくれたんです。スクールでは魚の釣り方を丁寧に教えてもらえて、とても嬉しいです。釣りは自分で魚を釣り上げ、その命と向き合えるというのがいいですね。生きものが好きな息子も、きっと何かを感じてくれると思います」

今回のスクールは、希望があれば保護者の方でも参加可能だったため、数名の保護者の方が子どもたちと一緒に釣りを経験され、小学4年生の女の子がスクール初参加だという保護者の方は、子どもと一緒に釣りに行きたいという思いから、自分もスクールに参加したという。
「田舎に里帰りした際、実家近くの海に子どもと一緒に行ったのですが、釣りをしたくても、私が子どもに教えてあげられなかったんです。子どもは“釣りをやってみたい”と興味津々だったのですが、親ができないと、当然ながら海や川に子どもを連れて行っても親子で楽しめないですよ。子どもを自然の中に連れて行くなら親も一緒に楽しみたい。子どもと一緒に釣りを楽しむために、私もプロに教えてもらおうと思ったんです」



自然体験は子どもの知的好奇心を刺激し、育脳の観点からも、人間の成長に、特にお子さんの成長には大きく寄与すると言われています。コロナ禍におけるアウトドアスポーツレジャーへの注目もあり、山・海・川などに子どもを積極的に連れていきたいと考える保護者が増えています。大切なことは、予測不可能な自然を前に子ども自身を向き合わせること。大人が必要以上に世話を焼かず、自分で考え、工夫し、行動することを子どもに促すことで、答えを探求し続ける自然体験の効果は大きく違ってもきます。



では、小学生でD.Y.F.Cに入会し、自分で考え、工夫する釣りの面白さを知った子どもたちは、どんな成長を見せるのか。

実は釣りをきっかけに、自然や生きものへの関心を高め、環境問題に興味を抱く子どもは多い現在。学校の授業の中で、生物多様性やマイクロプラスチックなどをテーマに探求心を輝かせているようだ。昨年、D.Y.F.C会員の高校生にインタビューをした際、自分の将来について彼らが語ってくれた想いをいくつか紹介しますと...

「全国の高校生による海洋プラスチック問題を解決するためのプロジェクトに参加、さらにSDGsアクションのアイデアを考える大会にも出場。将来は海洋学者になって海を守るための研究をしたいです。」

「釣りを通して好きなことに打ち込み、探究する力が身についた。将来は専門スキルを身につけて、グローバルに活躍したいです。」

「自然を大切にすること、マナーを大切にすること。D.Y.F.Cで教わったことを、今度は私が小さい子どもたちに伝えていきたいです。」

「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ。」を合言葉に、子ども一人ひとりのコミュニケーションを深め、自然とふれ合い、いのちの尊さを知り、釣りの楽しさを体感できるよう、 貴重な時間を提供し続けてきました。単に、釣りのスキルアップを図るのではなく、「自分で考え、自分で工夫し、自分で動く」、この言葉こそ、D.Y.F.Cが目指す子どもたちの姿だといえます。フィッシングスクールは、単に釣りスキルを高めるための場ではなく、自然との対話を大切に、子どもたちの自主性と知的好奇心を高めていく学びの場なのです。

地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ。
「D.Y.F.C ダイワヤングフィッシングクラブ」のスローガンには、子どもの成長を願う気持ちにあふれている。




Blog
釣り情報
D.Y.F.Cの歴史は、40余年。会員のお子さんにとって「その人生で最も感性豊かなときに、かけがえのない体験を」、そんな思いからダイワヤングフィッシングクラブは1976年に発足しました。この当時、コミック界では異色な釣りマンガが少年コミック誌で連載がはじまり、たちまち一大ブームが起きました。それまで大人の趣味であった釣りが、日本中の子どもたちに注目されることになりました。
温暖化の影響で年々海水温が上がり、秋冬といっても海の中は夏の色が濃い状態が続いています。それでも台風や低気圧で徐々に水温が下がり、今年も間のなく待望のシーズンがやってきます。